ネフライトとは?
ねふらいと
ネフライトとは、角閃石類の鉱物からなる軟玉(ジェイドの一種)で、古くから中国や先住民族の文化で玉器・装飾品に使われてきた石です。
ネフライト(軟玉)とは、透閃石や陽起石(アクチノライト)などの角閃石族鉱物が繊維状に絡み合って形成された緻密な岩石で、翡翠(ジェダイト)とともに「jade(玉)」と呼ばれる2種類の石のひとつです。モース硬度は6〜6.5で、ジェダイトよりわずかに柔らかいことから「軟玉」と呼ばれます。
ネフライトの色は鉄分の含有量によって異なり、鉄分が少ないと白〜クリーム色、多いと緑色や灰緑色になります。繊維状の結晶が複雑に絡み合う構造のため、割れにくく靭性が非常に高いという特徴があります。この強靭さから、先史時代には斧・刃物・彫刻品の素材としても利用されました。
主な産地と文化的背景は以下のとおりです。
- 中国:玉文化の中心。新石器時代から玉器(勾玉・璧など)として崇拝された
- ニュージーランド:マオリ族が「ポウナム(greenstone)」と呼んで武器や装飾に利用
- カナダ(ブリティッシュコロンビア州):世界有数の産地
- シベリア・タイワン:良質な産地として知られる
中国では古来「玉」は天と人をつなぐ神聖な素材とされ、地位や徳の象徴として貴族や皇族に珍重されました。現代でもネフライトはジュエリーや彫刻品として取引されており、アジア圏を中心に高い需要があります。
使い方・例文
博物館の中国古代コーナーでは、ネフライト(軟玉)で作られた玉璧(ぎょくへき)や勾玉形の装飾品を目にすることができ、その独特の緑白色と緻密な質感が鑑賞のポイントとなります。
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