ネフティスとは?
ねふてぃす
ネフティスは古代エジプト神話の女神で、死者の守護者として知られ、姉イシスとともに棺を守る役割を担います。
ネフティス(Nephthys)は古代エジプト神話に登場する女神で、エジプト語では「ネベト・ヘウト(館の女主人)」と呼ばれます。九柱神(エネアド)の一員であり、大地の神ゲブと天空の女神ヌートの娘で、オシリス・イシス・セトと兄弟にあたります。
ネフティスの主な役割は死者の守護です。姉のイシスとともに、ミイラが納められた棺の頭部と足部をそれぞれ守る姿が壁画や浮き彫りに描かれます。死者が冥界に旅立つ際の案内役・保護者として崇拝され、葬儀の儀式でも重要な位置を占めていました。
神話では、夫セトによって殺されたオシリスの遺体を、イシスと協力して探し出し、蘇生させる役割を果たします。オシリスとのあいだにアヌビス(死者の神・ミイラ職人の守護神)をもうけたとも伝えられています。
図像では頭上に「館」を象形した象形文字の組み合わせを冠として戴く女性として表されます。翼をもつ姿で描かれることも多く、死者を翼で包んで守護するイメージと結びついています。イシスとは対をなす存在として、生と死・光と影の二項対立を体現する女神とも解釈されています。
使い方・例文
古代エジプト展や神話の解説書で、「棺の両端でイシスとネフティスが守護している」という説明とともに登場します。
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