イリスとは?
いりす
イリスとは、ギリシア神話に登場する虹の女神で、オリュンポスの神々と人間の間でメッセージを運ぶ使者として知られています。
イリス(Iris)は、ギリシア神話における虹の擬人化であり、神々の使者(メッセンジャー)を務める女神です。タウマスとオケアノスの娘エレクトラの間に生まれたとされ、その名前はギリシア語で「虹」を意味します。翼を持ち、虹を渡って天と地・海を自在に行き来できるとされました。
ホメロスの叙事詩ではヘルメスと並ぶ主要な神の使者として登場し、特に女神ヘラの命を受けて動く場面が多く描かれています。ヘシオドスの『神統記』では系譜が詳しく語られており、ティターン神族の子孫に当たります。
イリスの役割と象徴性は多岐にわたります。
- 神々の言葉を人間や他の神へ伝える「天の電報係」的存在
- 虹のように天と地をつなぐ橋渡しの象徴
- 河(ステュクス)の水を神々の誓いのために運ぶ役割
- 後代の美術では黄金の翼と水差しを持つ姿で描かれることが多い
ローマ神話ではアルクスという女神に相当しますが、ローマではイリスという名称のまま使われることも多かったです。また、花のアイリス(菖蒲・アヤメ)はこの女神の名に由来し、虹色のカラフルな花色がその由来とされています。
使い方・例文
ギリシア神話の物語の中で「神がメッセージを届けた」という場面では、しばしばイリスが虹を渡って地上へ降り立つ姿として描かれます。
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