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ホメロスとは?

ほめろす

ホメロスとは、古代ギリシャ叙事詩人で、西洋文学の源流とされる『イリアス』と『オデュッセイア』の作者とされる伝説的な詩人です。

ホメロスは古代ギリシャに生きたとされる叙事詩人で、西洋文学の事実上の出発点に立つ存在です。生没年や出身地は不明で、「盲目の詩人」という伝承が広く知られますが、実在したかどうかを含め詳細は不明のままです。

彼の名に帰される代表作は2つです。

  • イリアス——トロイア戦争を舞台に、英雄アキレウス怒りと戦場の悲劇を描いた長大な叙事詩
  • オデュッセイア——トロイア戦争後、英雄オデュッセウスが故郷イタケへ帰還するまでの冒険を描いた作品

これらの詩は文字による記録以前の口承文学の伝統を引き継ぎ、吟遊詩人によって歌い継がれてきたものを後世に書き留めたとも考えられています。詩は六歩格(ヘクサメトロス)という韻律で書かれ、神々と人間の関わり、英雄の名誉と死、運命の不条理などが壮大なスケールで描かれます。

ホメロスの作品が西洋文明に与えた影響は計り知れません。古代ギリシャの教育はホメロスを暗誦することから始まり、プラトンはその教育的影響力を警戒し、ウェルギリウスはホメロスに倣って『アエネーイス』を書きました。近代においても、ジョイスの『ユリシーズ』をはじめ無数の作品がホメロスの構造や主題を参照しています。

使い方・例文

文学の講義で「ホメロスの叙事詩はあらゆる物語の原型を含んでいる」と語られるように、英雄譚・冒険・帰還というテーマを論じる際に彼の名は必ず引き合いに出されます。

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