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イリアスとは?

いりあす

イリアスとは、古代ギリシャの詩人ホメロスに帰せられるトロイア戦争を題材とした長編叙事詩で、西洋文学最古の傑作のひとつです。

イリアス(Ilias)は、古代ギリシャ語で書かれた長編叙事詩で、全24巻・約15,000行から成ります。トロイア(イリオン)戦争の末期、英雄アキレウス怒り和解中心に据えた物語で、伝統的に盲目の詩人ホメロスの作とされています。成立は紀元前8世紀頃と考えられていますが、それ以前から口伝で伝承されてきた物語を文字化したものとみられています。

物語は「アキレウスの怒り」から始まります。ギリシャ軍の総大将アガメムノンとの諍いで戦線から離脱したアキレウスは、親友パトロクロスが敵将ヘクトルに討たれたことで怒りの矛先を変え、ヘクトルを撃ち取ります。物語はヘクトルの葬儀で幕を閉じ、トロイア陥落そのものは描かれません。

イリアスが西洋文化に与えた影響は計り知れず、以下の点で特に重要視されます。

  • 英雄的名誉・死・運命という普遍的テーマの先駆的探求
  • 神々の介入と人間の自由意志の関係を描いた文学的深み
  • ウェルギリウスの「アエネイス」やダンテ・シェイクスピアへの影響
  • 西洋の「英雄叙事詩」というジャンルの源流

今日でも古典文学・哲学・歴史学の教材として世界中で読まれ続けています。

使い方・例文

西洋古典文学の授業でトロイア戦争の物語として読まれるほか、アキレウスの腱(アキレス腱)の語源を調べる際にも名前が登場します。

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