壁画とは?
へきが
壁画とは、建物の壁・天井・洞窟の岩面などに直接描かれた絵画や装飾作品のことです。
壁画(へきが)とは、建築物の内壁・外壁・天井、または洞窟の岩面などに直接描かれた絵画・図像・装飾のことを指します。英語では「mural(ミューラル)」と呼ばれます。キャンバスや紙に描かれた絵画とは異なり、建物や地形と一体化した恒久的な表現形式であることが特徴です。
壁画の歴史は人類の文化史とほぼ重なります。フランスのラスコーやスペインのアルタミラの洞窟壁画は約1万5,000〜2万年前に遡り、動物の描写が驚くほど写実的です。古代エジプトでは神殿や墓廟に神話・王朝の記録が鮮やかな色彩で描かれ、古代ローマのポンペイでは日常生活を描いた壁画が多数発見されています。
壁画の制作技法には主に次のものがあります。
- フレスコ:まだ湿った漆喰の上に水溶き顔料で描き、乾燥とともに固着させる技法(ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂が有名)
- テンペラ・油彩:乾燥した壁面に顔料を塗る技法
- モザイク:小さなタイルや石を組み合わせて図像を表現する
現代では都市のビル外壁に描かれるストリートアートやグラフィティも広義の壁画とされ、公共アートとして積極的に活用されるケースが増えています。壁画は美術的価値とともに、時代・文化・信仰の記録媒体としても重要な役割を果たしてきました。
使い方・例文
イタリアのバチカン・システィーナ礼拝堂の天井に描かれたミケランジェロの壁画「天地創造」は、世界で最も有名な壁画の一つです。また、メキシコシティの国立宮殿にはディエゴ・リベラによる巨大な壁画が描かれ、メキシコの歴史が表現されています。
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