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ネイチャーポジティブとは?

ねいちゃーぽじてぃぶ

ネイチャーポジティブとは、自然環境の損失を止めるだけでなく、生物多様性や生態系を積極的に回復・増加させていくことを目指す概念です。

ネイチャーポジティブ(Nature Positive)とは、自然環境・生物多様性損失を食い止め、さらに純増(ポジティブ)の方向へ転換することを目指す考え方・目標です。「自然への影響をゼロにする」だけでは不十分であり、積極的な回復・再生まで求めている点が特徴です。

この概念が国際的な注目を集めるきっかけとなったのは、2022年12月にカナダ・モントリオールで開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)です。ここで採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」では、2030年までに陸域・海域の少なくとも30%を保全・保護区とする「30×30」目標が合意され、ネイチャーポジティブの実現が世界的な方針として位置付けられました。

企業においては、自然資本(森林・水・土壌・生物多様性)への依存度とインパクトを評価・開示するTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)のフレームワークが整備されつつあります。主な取り組みには以下があります。

  • サプライチェーン上の森林破壊の排除
  • 工場周辺の生態系復元・緑地創出
  • 農業における農薬削減と生物多様性保全
  • 自然由来のソリューション(NbS)の活用

気候変動対策(カーボンニュートラル)と並ぶ環境課題として企業・政府の双方に対応が求められており、ESG投資の観点でも急速に重要度が高まっています。

使い方・例文

食品メーカーが農産物の調達先において生態系保全農法を推進し、自社工場の敷地内に在来植物を植えて昆虫・鳥類の生息環境を整備する取り組みが、ネイチャーポジティブの企業実践として挙げられます。

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