ニルヴァーナとは?
にるゔぁーな
ニルヴァーナとは、仏教における煩悩の完全な消滅と苦しみからの解放を意味する、最高の悟りの境地です。
ニルヴァーナ(涅槃・ねはん)は、サンスクリット語「निर्वाण(nirvāṇa)」を音写した語で、「吹き消すこと」「消滅」を原義とします。仏教においては、欲望・怒り・無知といった煩悩(クレーシャ)が完全に消え去り、輪廻(生死の繰り返し)から解放された最高の精神状態を指します。
仏教思想ではニルヴァーナを大きく二つに区別します。
- 有余涅槃(うよねはん):煩悩は滅したが肉体はまだ残っている状態(釈迦の悟り後の生涯がこれにあたる)
- 無余涅槃(むよねはん):肉体も消滅し、輪廻から完全に脱した状態(釈迦の入滅がこれにあたる)
上座部仏教ではニルヴァーナを修行の最終目標として位置づけ、大乗仏教では「菩提(ぼだい)」や「仏性(ぶっしょう)」の概念とも重なりながら解釈されます。ジャイナ教やヒンドゥー教にも類似概念があります。
現代では1990年代のアメリカのロックバンド「Nirvana(ニルヴァーナ)」の名としても広く知られており、「究極の安らぎ・解放」という比喩的な意味でも使われます。禅・瞑想・マインドフルネスへの関心の高まりとともに、西洋でも注目される概念です。
使い方・例文
「長年の修行の末にニルヴァーナの境地に達するとは、あらゆる執着と苦しみから解き放たれることを意味する」というように、宗教・哲学の文脈で使われます。
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