ニホンコウノトリとは?
にほんこうのとり
ニホンコウノトリとは、日本に生息していた大型の渡り鳥で、かつて絶滅しましたが人工繁殖と野生復帰プロジェクトによって再び野外で見られるようになった鳥です。
ニホンコウノトリ(学名:Ciconia boyciana)は、コウノトリ目コウノトリ科に属する大型の鳥類です。翼を広げると2メートルに達することもあり、白い体と黒い風切り羽、赤い脚が特徴的な、日本を代表する野鳥のひとつでした。
かつては北海道から九州にかけて広く生息していましたが、明治時代以降の乱獲・農薬による餌の減少・湿地の干拓などにより個体数が急減しました。野生下での最後の繁殖は1959年(昭和34年)とされており、1971年(昭和46年)には野生個体が絶滅しました。現在は環境省レッドリストで「絶滅のおそれのある種」に指定されています。
しかし、国や兵庫県豊岡市を中心とした官民一体の保護活動によって状況は変わりつつあります。主な取り組みは以下の通りです。
- 豊岡市の兵庫県立コウノトリの郷公園での人工繁殖
- 農薬を減らした「コウノトリ育む農法」による餌場の整備
- 湿地・ビオトープの再生による生息環境の回復
- 2005年からの野外放鳥の開始
野外への放鳥が始まって以来、個体数は増加を続け、近年では国内各地で確認される事例も増えています。豊岡市ではコウノトリと共生する農業・まちづくりが進み、生態系の回復と地域振興を両立するモデルとして国際的にも注目されています。
使い方・例文
「豊岡市でニホンコウノトリが巣を作り、雛が誕生した」というニュースで登場します。コウノトリ育む農法で作られたお米のパッケージにも名前が使われています。
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