コウノトリとは?
こうのとり
コウノトリとは、白と黒の羽毛を持つ大型の鳥で、日本では一度野生絶滅したものの保護・再導入によって自然界への復帰が進んでいる希少種です。
コウノトリ(鸛、学名:Ciconia boyciana)は、コウノトリ目コウノトリ科に属する大型の鳥類です。体長は約110〜115センチメートル、翼を広げると約200センチメートルに達します。全身の羽毛はほぼ白く、風切羽が黒いのが特徴的な外見です。くちばしは長く黒色で、足は赤みを帯びています。
かつてコウノトリは日本全国に広く分布していましたが、明治以降の乱獲や農薬による食物連鎖の汚染、湿地・水田の減少によって個体数が激減しました。国内の野生個体は1971年に絶滅が確認され、最後の個体も1985年に死亡したことで、日本の野生コウノトリは完全に姿を消しました。
その後、兵庫県豊岡市を中心に、ロシアから提供された個体をもとにした人工飼育・繁殖事業が始まりました。2005年には豊岡市で初めての野外放鳥が実施され、現在は全国各地で野生のコウノトリが確認されるまでになっています。この復活劇は、環境保全と農業(農薬を減らしたコウノトリ育む農法)の両立という観点からも高く評価されています。
ヨーロッパではコウノトリが赤ちゃんを運んでくるという伝承があり、「赤ちゃんを運ぶ鳥」のイメージで親しまれています。日本でも幸運をもたらす鳥として大切にされています。
使い方・例文
「豊岡市ではコウノトリと共存できる環境づくりが進められており、農薬を控えた田んぼではドジョウなどコウノトリの餌となる生き物が戻ってきています。」
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