ニッケルハルパとは?
にっけるはるぱ
ニッケルハルパとは、スウェーデン発祥の鍵盤付き弦楽器で、弓で弦を擦りながら鍵盤で音程を変える独特の構造を持つ民族楽器です。
ニッケルハルパ(Nyckelharpa)は、スウェーデンを代表する民族弦楽器で、「鍵(キー)のついたハープ」を意味します。バイオリンのように弓で弦を擦って音を出しつつ、木製の鍵盤(タンジェント)を押すことで音程を変えるという、弦楽器と鍵盤楽器の両方の性質を兼ね備えた楽器です。
楽器の構造上の特徴として、演奏弦のほかに共鳴弦(シンパセティック弦)が複数張られており、これが豊かな倍音と独特の響きを生み出します。現代では4列の鍵盤と16本前後の弦を持つ「クロマティック・ニッケルハルパ」が主流です。
起源は14〜15世紀頃のスウェーデン中部ウップランド地方とされており、長い歴史の中で形状や鍵盤数が変化してきました。一時は廃れかけましたが、20世紀後半の民族音楽復興運動によって再び注目を集め、現在はスウェーデンの文化的シンボルの一つとして広く認知されています。
ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、スウェーデン国内にはニッケルハルパの演奏者団体や学校が存在します。フォークミュージックだけでなく、バロック音楽や現代音楽との融合にも活用されています。
使い方・例文
スウェーデンの民族音楽フェスティバルでは、ニッケルハルパの演奏が欠かせない演目となっており、伝統的な舞踏音楽を奏でる場面でよく見られます。
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