ナーガラジャとは?
なーがらじゃ
ナーガラジャとは、インド・東南アジアの神話に登場する蛇の王を意味する神聖な存在で、水・豊穣・守護の象徴です。
ナーガラジャ(Nāgarāja)は、サンスクリット語で「蛇(ナーガ)の王(ラージャ)」を意味する言葉で、インド神話やヒンドゥー教・仏教において崇拝される神聖な蛇の王的存在を指します。複数頭を持つコブラの姿で描かれることが多く、人間の上半身と蛇の下半身を持つ半人半蛇の姿で表現されることもあります。
インド神話における代表的なナーガラジャとしては、ヴァースキ(Vāsuki)やシェーシャ(Śeṣa)などが挙げられます。シェーシャはヴィシュヌ神が宇宙の海の上で眠る際の寝床となる千頭の蛇で、世界を支える柱の象徴とされています。ヴァースキは天地創造の際に「乳海撹拌」で綱として使われた蛇として知られています。
仏教においてもナーガラジャは重要な役割を持ち、釈迦が瞑想中に嵐から守るために大蛇(ムチャリンダ)が頭上に傘のように広がって守護したという伝説が有名です。東南アジア(タイ・カンボジア・ラオスなど)の寺院建築では、ナーガが階段の欄干や門柱を飾る装飾として多用されています。
水・豊穣・守護・雨をもたらす存在として農耕文化においても崇拝され、アジア各地で今も信仰の対象となっています。
使い方・例文
タイやカンボジアの寺院でナーガをかたどった欄干を見ることができ、聖域への入口を守護する存在として建築装飾に用いられています。
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