ナノエマルジョンとは?
なのえまるじょん
ナノエマルジョンとは、油と水を界面活性剤で乳化した粒子径がナノメートル(100nm以下程度)の超微細エマルジョンで、高い安定性と浸透性が特徴です。
ナノエマルジョン(nanoemulsion)は、水と油という互いに混ざり合わない液体を界面活性剤(乳化剤)の助けを借りて均一に混合した「エマルジョン(乳化液)」のうち、液滴の粒子径が一般に20〜200nm程度のものを指します。通常の乳液(マクロエマルジョン)の粒子径が1〜100μm程度であるのに対し、ナノエマルジョンははるかに微細です。
主な特性は以下のとおりです。
- 熱力学的な安定性——粒子が小さく重力沈降や合一が起こりにくく、長期保存安定性に優れる
- 高い浸透性——粒子が微細なため皮膚や粘膜への浸透が容易
- 光学的透明性——粒子径が光の波長より短いため、白濁でなく透明〜半透明に見える
- 有効成分の溶解性向上——水に溶けにくい脂溶性成分を均一に分散できる
ナノエマルジョンは化粧品・医薬品・食品の幅広い分野で応用されています。化粧品では美容液・乳液・日焼け止めなどの浸透性向上に、医薬品では難水溶性薬物の経皮・経口吸収改善に、食品ではフレーバーや機能性成分の封入・安定化に活用されます。
製造には高圧ホモジナイザーや超音波処理などの装置が必要で、使用する界面活性剤の選定も安全性と機能性の観点から重要です。
使い方・例文
高機能スキンケア製品にナノエマルジョン技術を用いることで、通常の乳液では届きにくい皮膚深部まで有効成分を届けるとされており、化粧品開発で注目されています。
この用語をシェア
最終更新: