ナチュラル精製とは?
なちゅらるせいせい
ナチュラル精製とは、コーヒーの実(チェリー)をそのまま天日乾燥させる伝統的な加工方法で、果肉の甘みや香りが豆に移るのが特徴です。
ナチュラル精製(Natural Process)は、コーヒーチェリーの果肉を取り除かずに、丸ごと乾燥棚や乾燥場に広げて天日乾燥させるコーヒーの精製方法です。「乾式精製」とも呼ばれ、エチオピアやブラジルなどの降水量が少ない産地で古くから行われてきた伝統的な技法です。
乾燥期間中に果肉・果皮・粘液質(ミューシレージ)が豆に接触し続けるため、糖分や芳香成分が豆の内部に浸透していきます。このプロセスが完成した豆の風味に大きく影響します。
- フルーティー(ブルーベリー・ストロベリーを想起させる甘い香り)
- ワインのような発酵感・複雑味
- 豊かなボディ(コク)と低い酸味
一方で、乾燥中の温度や湿度管理が難しく、過発酵や雑菌の繁殖によって品質のばらつきが生じやすい欠点もあります。そのため、均一な品質を保つには毎日のかき混ぜや適切な管理が不可欠です。
ナチュラル精製の対比としてウォッシュト精製(湿式)やハニー精製などがあり、それぞれ風味プロファイルが異なります。スペシャルティコーヒーの文脈では、ナチュラル精製は個性的な香味を楽しむ精製方法として世界的に人気が高まっています。
使い方・例文
コーヒー専門店のメニューで「エチオピア ナチュラル」と表記されている場合、果実感のある甘い香りとワインのような複雑な風味が楽しめるコーヒーであることを示しています。
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