ドリーショットとは?
どりーしょっと
ドリーショットとは、カメラを台車(ドリー)に乗せてレールの上を走らせながら撮影する映画・映像の撮影技法です。
ドリーショット(dolly shot)は、カメラを専用の台車(ドリー)に固定し、レールや滑らかな床の上を移動させながら被写体を追う映像撮影技法です。カメラを静止させたままズームレンズで寄る方法とは異なり、カメラ自体が物理的に移動するため、奥行き感・空間の広がり・立体的な映像表現が生まれます。
ドリーショットの特徴的な効果には次のものがあります。
- 被写体への接近・離反:ドリーインで親密さや緊張感を、ドリーアウトで孤立感や全体像を表現する
- 並走・追尾:歩く人物や走る車と同じ速度で移動しながら撮ることで臨場感を生む
- ドリーズーム(ヒッチコック・ズーム):ドリーで後退しながらズームインすることで背景の大きさが変わる独特の視覚効果を生み出す
ドリーショットは商業映画の黎明期から使われてきた技法で、ハリウッドの大作から独立系映画まで幅広く活用されています。アルフレッド・ヒッチコック監督が「めまい」で用いたドリーズームは特に有名で、後の多くの監督に影響を与えました。
現代ではカメラクレーン・ステディカム・ジンバルなど様々な移動撮影手段が発達していますが、ドリーショットは安定した水平移動と精密な動きのコントロールができる手法として、今も映画・CM・PV制作の現場で多用されています。
使い方・例文
映画のシーンで俳優が廊下を歩くのにカメラが並走して追い続ける映像や、主人公に向かってカメラが徐々に近づいていくシーンがドリーショットの典型的な使用例です。
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