トークンエコノミーとは?
とーくんえこのみー
トークンエコノミーとは、望ましい行動に対してトークン(代用貨幣)を与え、一定数たまると好みの報酬と交換できる仕組みを用いた行動変容の技法です。
トークンエコノミー(Token Economy)とは、行動分析学・行動療法に基づく動機づけシステムの一つです。目標となる行動が行われるたびにトークン(シール・スタンプ・ポイントなど具体的なものや電子的なもの)を与え、それが一定量たまると本人が価値を感じる報酬(バックアップ強化子)と交換できる仕組みです。
この方法は、行動主義心理学の強化の原理に基づいています。望ましい行動の直後に報酬を与えることでその行動の頻度を増やすという正の強化を、日常場面に実装しやすい形に変換しています。トークンは「般性強化子」として機能し、特定の報酬よりも幅広い動機づけ効果を持ちます。
トークンエコノミーが活用される主な場面は以下のとおりです。
- 学校教育や特別支援教育での学習・生活習慣の定着
- 発達障害や知的障害を持つ子どもへの支援
- 精神科病棟における社会的スキルの向上
- 依存症リハビリプログラム
- 職場や家庭での目標達成促進
ポイントカードやゲームの報酬システムもこの原理を応用したものです。適切に設計されたトークンエコノミーは内発的動機づけとの組み合わせにより長期的な行動変化を促しますが、報酬への過度な依存(過正当化効果)に注意が必要です。
使い方・例文
授業中に着席して課題に取り組めたらシールを1枚もらえ、10枚集まると好きな本を借りられる、といったシステムが特別支援学級などで活用されています。
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