トラジャ人とは?
とらじゃじん
トラジャ人とは、インドネシアのスラウェシ島南部に住む民族で、独自の葬礼文化と建築で知られる少数民族のことです。
トラジャ人(Toraja)は、インドネシアのスラウェシ島(旧称:セレベス島)南部のタナ・トラジャ地方を中心に暮らす民族です。人口はおよそ60〜100万人とされており、独特の文化・宗教・建築を持つことで世界的に知られています。
トラジャ人の文化でとくに有名なのが、複雑かつ盛大な葬礼儀式です。葬儀は数日から数週間にわたって行われ、水牛や豚を多数生け贄にする儀式が伴います。水牛の数は故人の社会的地位を示すとされ、多ければ多いほど格式が高いとみなされます。また、故人を埋葬するまでの期間、遺体を自宅に安置して家族の一員として扱う習慣もあります。
建築面では、船の舳先を模した独特の屋根の形状を持つ「トンコナン」と呼ばれる伝統家屋が有名です。
- 切妻屋根が大きく反り上がった独特のシルエット
- 赤・黒・黄を基調とした幾何学模様の装飾
- 家系や地位を示す記号が外壁に刻まれる
宗教的には、かつては「アルク」と呼ばれる精霊信仰が主流でしたが、現在はキリスト教(プロテスタント)を信仰する人が多数を占めます。タナ・トラジャはユネスコの世界遺産候補地としても注目されており、エコツーリズムの目的地としても人気があります。
使い方・例文
「インドネシアのトラジャ人の葬礼文化を体験するツアーが、欧米の旅行者に人気を集めている」のように、民族文化・旅行・人類学の文脈で登場します。
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