トビヤモリとは?
とびやもり
トビヤモリとは、東南アジアに生息するヤモリの仲間で、体の両側に発達した皮膜を使って木から木へと滑空できる珍しい爬虫類です。
トビヤモリ(属名:Ptychozoon)は、ヤモリ科に属する爬虫類で、インド東部からインドネシア、フィリピンにかけての熱帯雨林に生息しています。英語では「Flying Gecko(空飛ぶヤモリ)」「Gliding Gecko」とも呼ばれます。
最大の特徴は、体の両側面・足の指・尾の周囲に発達したひだ状の皮膜です。この皮膜を広げることで、高い木から別の木または地面に向かって滑空することができます。飛ぶというより「グライダーのように滑空する」能力で、天敵から逃れたり、木と木の間を移動したりするために使われます。
体長は12〜20センチ程度で、体色は樹皮や落ち葉に溶け込む茶色・灰色系の保護色をしています。夜行性で、木の幹に張り付いて昆虫を捕食します。
- 吸盤状の趾下薄板を持ち、垂直面にも張り付ける
- 皮膜・尾・体色すべてが天敵への擬態と逃避に特化した適応進化の例
- 温度・湿度が高い熱帯環境を好み、飼育にはそれに合わせた環境整備が必要
同様に滑空能力を持つ動物(ムササビ・ヒヨケザルなど)とは独立に進化した例として、収斂進化の研究対象にもなっています。爬虫類ファンの間ではそのユニークな姿から人気の高い種です。
使い方・例文
トビヤモリは熱帯雨林を舞台にした自然ドキュメンタリーや、爬虫類専門誌などで「木の上から滑空するヤモリ」として取り上げられることがあります。
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