デ・ファンクショナリスメとは?
で・ふぁんくしょなりすめ
20世紀オランダで生まれた建築・デザイン運動で、機能性を最優先とした合理的で装飾を排した造形を追求した思潮です。
デ・ファンクショナリスメ(De Functionalisme)は、20世紀初頭から中盤にかけてオランダを中心に展開された建築・デザインの思想的潮流です。オランダ語で「機能主義」を意味し、モダニズム建築の一翼を担いました。
基本的な考え方は「形態は機能に従う(Form follows function)」という原則であり、装飾を排除し、建物や製品が果たすべき機能を最大化する設計を追求します。この思想はドイツのバウハウス運動やル・コルビュジエの近代建築の五原則と理念を共有しながら、オランダ独自の展開を見せました。
オランダにおける代表的な動向・人物は次のとおりです。
- ヤン・ダイカーやベルナルト・ビヨフォートらによる白い平屋根・大きな窓の建築
- アムステルダム派との対比で「機能主義派」と呼ばれた流れ
- ニーウェ・ボウエン(Nieuwe Bouwen)として組織化された運動
- 学校・病院・集合住宅など社会的建築への適用
デ・ファンクショナリスメはその後の戦後復興期の集合住宅計画にも影響を与え、合理的な都市計画や公共建築のあり方に深く刻まれました。現代建築においても機能主義的発想は設計の基盤として受け継がれています。
使い方・例文
建築史やデザイン史の授業で「デ・ファンクショナリスメはバウハウスと同時代のオランダ機能主義運動」と紹介される文脈で登場します。ニーウェ・ボウエンの白い箱型建築を指して用いられることが多い語です。
この用語をシェア
最終更新: