デレク・ウォルコットとは?
でれくうぉるこっと
デレク・ウォルコットは、カリブ海の島国セントルシア出身の詩人・劇作家で、1992年にノーベル文学賞を受賞した英語文学の巨匠です。
デレク・ウォルコット(Derek Walcott、1930〜2017年)は、カリブ海東部のセントルシア島に生まれた詩人・劇作家です。アフリカ系とヨーロッパ系の血を引く混血の家庭に育ち、植民地的背景とカリブの土着文化という二重のアイデンティティを生涯のテーマとして創作を続けました。
代表作として叙事詩『オメロス』(Omeros、1990年)が挙げられます。ホメロスの叙事詩を下敷きに、カリブ海の漁師たちの生活と歴史的な記憶を重ね合わせたこの大作は、英語文学における20世紀後半の最高傑作のひとつとして称えられています。詩集では『In a Green Night』や『The Fortunate Traveller』なども広く読まれています。
ウォルコットは劇作にも力を注ぎ、トリニダードでトリニダード・シアター・ワークショップを設立して、カリブの演劇文化の育成に貢献しました。1992年のノーベル文学賞受賞理由には「歴史的なビジョンと文化的なルーツへの献身から生まれた、素晴らしい光を放つ詩業」と記されています。
英語・フランス語・クレオール語が交差するカリブの言語環境を背景に、植民地主義・帰属・記憶といった普遍的なテーマを探求し続けたウォルコットの作品は、世界文学に深い足跡を残しています。
使い方・例文
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