デミアン・ハーストとは?
でみあんはーすと
デミアン・ハーストはイギリスのコンテンポラリーアーティストで、動物の死骸を使ったインスタレーションやスポット・ペインティングで世界的に知られ、現代美術市場で最も商業的に成功した作家のひとりです。
デミアン・ハースト(1965年〜)は、イギリス・ブリストル出身のアーティストで、1980〜1990年代に「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」の旗手として台頭しました。
最も有名な作品のひとつは、ホルムアルデヒドの水溶液で満たしたガラスケースの中にサメの死骸を封入した『生者の心における死の物理的不可能性』(1991年)です。この作品は「死」「腐敗」「生命の儚さ」を直截的に提示し、現代美術の文脈で大きな衝撃を与えました。同様に子牛・羊・豚などを使った作品群もあります。
また無数の等間隔の色の点を並べた「スポット・ペインティング」や、医薬品のキャビネットを並べた「メディシン・キャビネット」シリーズも代表的な作品群です。これらは生と死・医療・消費社会に対する問いかけとして解釈されています。
2008年にはサザビーズで直接オークションを行い、落札総額が約1億1100万ポンドという記録的な数字を達成しました。しかしその商業主義的な姿勢については芸術界内部でも賛否が分かれており、アートと市場の関係性を最も象徴する作家として議論が続いています。
使い方・例文
現代アートの展覧会や美術館でYBAの作品を目にするとき、デミアン・ハーストの名は必ず登場します。「芸術作品の価格はどのように決まるか」を論じる際にも典型例として引用されます。
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