デビルズ・アドボケイトとは?
でびるずあどぼけいと
デビルズ・アドボケイトとは、議論を深めるためにあえて反対意見を述べる役割や人物のことです。
デビルズ・アドボケイト(devil's advocate)とは、自分が必ずしも賛成していない立場に立ち、あえて反論・批判的な意見を提示する役割または人物を指します。直訳すると「悪魔の弁護人」となります。
この言葉はカトリック教会の列聖審査に由来します。かつて列聖手続きでは「悪魔の弁護人(Advocatus Diaboli)」と呼ばれる役職が設けられ、候補者を聖人に認定しないための反論を公式に集める任務を担っていました。この制度的な批判者の概念が転じて、現代では議論・会議・意思決定の場で使われる一般的な表現になりました。
ビジネスや学術の場でデビルズ・アドボケイトを設けることには以下のような意義があります。
- 集団思考(グループシンク)を防ぎ、盲点を浮き彫りにする
- 意思決定の質を高め、見落としを減らす
- 反論に耐えられる強固な案を選別する
日本語では「あえて反論役」「批判的検討役」などと訳されることがあります。自分の本来の意見とは関係なく批判的視点を持ち込む点が特徴で、健全な議論文化の一要素として注目されています。
使い方・例文
会議で新製品案に全員が賛成しそうなとき、チームリーダーがデビルズ・アドボケイトとして「この価格設定では競合に勝てないのではないか」とあえて反論し、議論を深めた。
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