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集団思考とは?

しゅうだんしこう

集団思考とは、集団内で調和や一致を優先するあまり批判的思考が抑制され、誤った意思決定が行われやすくなる現象です。

集団思考(グループシンク)とは、まとまりの強い集団が意思決定を行う際に、集団の凝集性や和を保つことへの圧力が働き、批判・異論・代替案の検討が抑制されてしまう現象です。社会心理学者アービング・ジャニスが1970年代に提唱し、歴史的な政策失敗の分析に用いました。

集団思考が起きやすい条件として次の要素が挙げられます。

  • 集団の凝集性が高く、メンバーが仲間意識を強く抱いている
  • 外部からの情報が遮断されている閉鎖的な環境
  • 強いリーダーが特定の方向性を推している
  • 時間的プレッシャーや強いストレスがある

集団思考の症状としては、自分たちは正しいという過剰な楽観主義、反対意見を述べるメンバーへの同調圧力、外部の反論を無視する合理化、反論する役割を自ら担わないよう自制する自己検閲などが挙げられます。

ジャニスはキューバ危機やベトナム戦争への介入などの政策決定を分析し、集団思考の影響を示しました。対策としては、意図的に反論役(デビルズ・アドボケイト)を設定する、外部専門家の意見を取り入れる、リーダーが最初に意見を述べないようにするなどが有効です。

使い方・例文

会議で全員が賛成しているように見えても、実は誰もが疑問を感じながら「みんな賛成しているから」と口をつぐんでいる状態が集団思考の典型的な場面です。

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