テベとは?
てべ
テベとは、木星の小型衛星の一つで、ガリレオ衛星の内側を公転する不規則な形状の天体です。
テベ(Thebe)は木星の小型内側衛星の一つで、1979年にNASAのボイジャー1号が撮影した画像から発見されました。ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの伝説に登場する王の娘テベにちなんで命名されています。
テベの直径は約116キロメートル(長軸方向)とごく小さく、形状は楕円に近い不規則な天体です。木星からの平均距離は約221,900キロメートルで、公転周期は約16時間11分です。ガリレオ衛星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)よりも内側の軌道を回る「内側衛星群」の一つに分類されます。
テベの表面は多数のクレーターに覆われており、特にZethusと名付けられた大型クレーターが目立ちます。表面の色は暗く、赤みがかった色調をしており、組成は岩石や氷の混合物と考えられています。
テベは木星の希薄なリング(ゴッサマーリング)の形成に関わっていると考えられています。微小な衝突によってテベの表面から飛び散った塵が、木星の周囲に広がる薄いリング構造の一部を構成していると見られており、惑星リングの起源を考える上でも注目される天体です。
使い方・例文
木星の衛星系を解説する天文学の授業や宇宙図鑑で、ガリレオ衛星の内側に複数の小型衛星が存在することを説明する文脈でテベが紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: