エピメテウスとは?
えぴめてうす
エピメテウスとは、土星の衛星のひとつで、ヤヌスと呼ばれる別の衛星とほぼ同じ軌道を共有するという珍しい「共軌道衛星」として知られています。
エピメテウス(Epimetheus)は土星の衛星のひとつで、大きさは約116×98×107kmの不規則な形状をした小さな天体です。1966年にリチャード・ウォーカーによって発見が報告され、後にボイジャー探査機の観測で独立した衛星として確認されました。
エピメテウスの最大の特徴は、ヤヌスとほぼ同じ軌道高度を共有していることです。両衛星は約4年ごとに互いに軌道を「交換」するような動きを見せます。具体的には次のようなメカニズムが働いています。
- 内側を公転する衛星のほうが速く、外側の衛星に追いつく
- 接近すると重力で互いに軌道をほんのわずか入れ替える
- 衝突せず、数年ごとに内側・外側の役割が交代する
このような共軌道の関係は太陽系でも非常に珍しく、惑星力学の研究対象として注目されています。表面はクレーターに覆われており、氷と岩石で構成されています。衛星名はギリシャ神話の神エピメテウスに由来し、兄弟神プロメテウスにちなんだヤヌスとともにペアで命名されています。
使い方・例文
エピメテウスとヤヌスの共軌道はアニメや科学番組の宇宙解説で取り上げられることがあり、「軌道を入れ替える衛星」として太陽系の不思議な現象を示す例として紹介されます。
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