テケ族とは?
てけぞく
テケ族とは、コンゴ川中流域を中心にコンゴ共和国・コンゴ民主共和国・ガボンにまたがって居住するバンツー系民族で、交易と木彫り文化で知られます。
テケ族(Teke people、Bateke)は、コンゴ川中流域に位置するコンゴ共和国・コンゴ民主共和国(旧ザイール)・ガボンにまたがって居住するバンツー語系の民族集団です。テケ語(Kiteke)を話し、数十の下位集団が存在します。コンゴ川流域の高原・熱帯林地帯を生活圏とし、かつては内陸交易ネットワークの要衝を担っていました。
歴史的には、テケ族は16世紀頃から「テケ王国(アンジク王国)」を形成し、コンゴ川上流の交易を支配しました。ヨーロッパとの接触後は奴隷交易・象牙交易の中間業者として重要な役割を果たし、19世紀後半にはフランスのピエール・サヴォルニャン・ド・ブラザとテケ王マココとの条約締結によりフランス領コンゴ(現在のコンゴ共和国)の植民地化が始まりました。
テケ族は精巧な木彫り彫刻で知られており、特に「テケ・フィギュア」と呼ばれる呪術的な人形(ビリ)は世界の美術館に収蔵されています。これらの木彫り像は霊的な力(フンザ)を宿すとされ、呪術師(ンガンガ)が儀礼で使用します。パブロ・ピカソがテケの彫刻からインスピレーションを受けたとも伝えられており、アフリカ美術と西洋近代美術の接点として言及されることがあります。
現代ではコンゴ河川沿岸の農業・漁業・交易に従事しながら、伝統的な氏族制度と信仰を保持しています。
使い方・例文
「テケ族の木彫り人形(ビリ)は霊的な力を宿すとされる呪術的造形物で、西洋の近代美術にも影響を与えたとされるアフリカ美術の代表例のひとつです。」
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