チャペル・ロワイヤルとは?
ちゃぺる・ろわいある
チャペル・ロワイヤルとは、イギリス王室の礼拝堂および宮廷付き音楽家・聖職者の組織で、王室の礼拝と音楽文化を支えてきた機関です。
チャペル・ロワイヤル(Chapel Royal)とは、イギリス王室に付属する礼拝施設および、国王・女王に奉仕する聖職者・音楽家・歌手の集団を指します。単一の建物ではなく、王室の移動に伴って機能する宮廷礼拝組織としての側面もあります。
チャペル・ロワイヤルの歴史は中世にさかのぼり、イングランド王室とともに発展してきました。特に音楽史上の役割が重要で、以下のような特徴があります。
- ウィリアム・バードやオーランド・ギボンズなど、ルネサンス・バロック期を代表する作曲家がオルガニスト・作曲家として奉職した
- ヘンリー・パーセル、ジョージ・フリデリック・ヘンデルもこの機関と深い関わりを持った
- 国王の礼拝用に多くの聖歌・アンセム(英国国教会の合唱曲)が作曲され、イギリス教会音楽の発展に貢献した
現在のチャペル・ロワイヤルはセント・ジェームズ宮殿内に本拠を置き、王室の礼拝や国家的式典での音楽を担っています。また、バッキンガム宮殿やウィンザー城など複数の王室礼拝堂が機能上「チャペル・ロワイヤル」の一部とみなされる場合もあります。英国音楽史と王室文化を語る上で欠かせない存在です。
使い方・例文
イギリスの音楽史や王室文化を紹介する場面でよく登場します。たとえば「バードはエリザベス1世時代のチャペル・ロワイヤルに奉職し、数多くのオルガン曲と声楽曲を残した」といった文脈で使われます。
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