チベット族とは?
ちべっとぞく
チベット族とは、中国チベット自治区を中心にヒマラヤ周辺の高地に暮らし、チベット仏教と独自の言語文化を持つ民族です。
チベット族(藏族、Tibetan people)は、チベット高原(平均標高約4,500メートル)を中心に、中国のチベット自治区・青海省・四川省・雲南省および隣国ブータン・インド・ネパールなどのヒマラヤ山岳地帯に居住する民族です。世界有数の高地に適応して暮らす民族として知られています。
チベット族の最大の文化的特徴はチベット仏教(ラマ教)との深い結びつきです。ダライ・ラマを最高指導者とする宗教体制が政治・社会・生活の全域に影響を及ぼしてきました。ラサのポタラ宮殿はその象徴的建造物として世界遺産に登録されています。
チベット族の生活文化の主な特徴を挙げると次のとおりです。
- ヤクを中心とした牧畜生活(乳製品・毛・肉・運搬に活用)
- バター茶(スーユーチャ)や麦焦がし(ツァンパ)を主食とする食文化
- タンカ(仏教絵画)・マニ車・マニ石などに見られる仏教美術
- 独自の表音文字であるチベット文字と豊富な経典文学
政治的には、1950年に中華人民共和国がチベット地域の統治を確立し、1959年に起きた反乱の後、ダライ・ラマ14世がインドのダラムサラへ亡命しました。以後、チベットの自治・文化保護をめぐる問題は国際社会の注目を集め続けています。チベット族は極度の高山環境に適応した独特の生理的特性(血中ヘモグロビンの効率的利用)を持つことでも科学研究の対象となっています。
使い方・例文
チベット族の伝統行事「ロサル(チベット暦正月)」では、ダンスや供物の儀式が行われ、仏教と民俗文化が交差する独特の祝祭が展開されます。
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