チドメグサとは?
ちどめぐさ
チドメグサは湿った地面を這うように広がるセリ科の多年草で、昔から止血に使われたことからその名がついた身近な野草です。
チドメグサ(血止め草)は、セリ科チドメグサ属に分類される多年草です。学名はHydrocotyle sibthorpioidesで、日本全国の水辺や湿った草地、道端、庭の隅などに広く自生します。茎は地面を這うように伸び、節ごとに根を下ろして広がります。
葉は直径1〜2センチほどの小型の円形〜腎形で、浅く7〜9裂しており、縁には鋸歯があります。葉柄は葉の中央近くに付く盾状着生が特徴です。花は非常に小さく目立たず、葉腋から短い花茎を伸ばして夏から秋にかけて白色〜淡緑色の小花を数個咲かせます。
「チドメグサ」の名は「血止め草」が転じたもので、民間療法では葉を揉んで傷口に当てると止血に効くとされてきました。実際にはアジア各地でウコギ科の近縁種とともに薬草として利用されてきた歴史があります。現代の研究でも抗炎症・抗酸化成分が含まれることが示されています。
グラウンドカバー(地被植物)として庭に使われることもありますが、繁殖力が旺盛で芝生に混入すると抜きにくくなることもあります。身近な環境に普通に見られる野草の一つとして、植物観察の入門にも適した種です。
使い方・例文
公園の湿った地面や川沿いの草地を歩くと、小さな円い葉が地面を覆うようにびっしりと広がっているチドメグサをよく見かけます。子どものころ、切り傷に葉を揉んで当てるという民間的な使い方を教わった経験を持つ方もいます。
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