チターとは?
ちたー
チターは、欧州アルプス地方を発祥とする弦楽器で、箱型の共鳴胴の上に多数の弦を張り、指や爪で弾いて演奏します。
チター(Zither)はドイツ語圏のアルプス山岳地方(オーストリア・バイエルンなど)を代表する弦楽器で、平らな木製の共鳴胴の上にフレットのある旋律弦と、フレットのない伴奏弦・低音弦を多数張った構造を持ちます。演奏者はテーブルや膝の上に楽器を水平に置き、右手の親指にはめた爪(プレクトラム)で旋律弦を弾きながら、左手で旋律弦の押さえ所を変え、右手の他の指で伴奏弦を爪弾きます。
チターの系統は広義には世界各地の「チター族」楽器(日本の琴・インドのヴィーナなども含む大きなカテゴリ)を指しますが、一般的には上記のアルプス型チターを指します。
主な特徴と歴史的背景は次の通りです。
- オーストリア・ドイツの民俗音楽(フォルクスムジーク)の核心的楽器
- 19世紀に標準的な形状が確立し、演奏法が体系化された
- 映画『第三の男』(1949年)のテーマ曲がチターで演奏されたことで世界的知名度を得た
- 旋律弦は通常4〜5本、伴奏弦・低音弦を合わせると30本以上になるモデルもある
独奏・伴奏・アンサンブルのいずれにも対応し、民謡から室内楽まで幅広いレパートリーを持つ奥深い楽器です。
使い方・例文
映画『第三の男』のオープニングでチターの独特のつまびき音が流れ出すと、ウィーンの薄暗い雰囲気が一気に醸し出されます。
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