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チェニジングとは?

ちぇにじんぐ

チェニジングとは、金属素材の表面を専用のポンチや鏨(たがね)で叩いて模様や立体感を浮き出させる金属加工・装飾技法です。

チェニジング(Chasing)は、金属板の表面に鏨(たがね)やポンチと呼ばれる専用工具をハンマーで打ちつけることで、金属を切断せずに変形させ、模様浮き彫り状の立体感を表現する装飾技法です。

チェニジングは「リポッセ(repousse)」と対になる技法として使われることが多く、二つを組み合わせてこう呼ぶ場合もあります。リポッセが裏面から叩いて表面を盛り上げる技法であるのに対し、チェニジングは主に表面から叩いて輪郭を整えたり細部の模様を彫り込んだりします。

代表的な特徴と用途は以下のとおりです。

  • 素材は金・銀・銅・真鍮など比較的軟らかい金属が向いている
  • 金属を除去せず成形するため素材を無駄にしない
  • 繊細な花模様や幾何学紋様、人物描写などが表現できる
  • 宝飾品・器・宗教美術品・甲冑の装飾などに用いられてきた

古代エジプトやギリシャ・ローマ時代からの長い歴史を持ち、現代でもジュエリー職人や工芸家がこの技法を受け継いで手作業で制作を行っています。

使い方・例文

銀製の花瓶や茶道具の蓋に浮き彫りの唐草模様が施されているとき、その立体的な文様の成形にチェニジングの技法が使われていることがあります。

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