タントラヨガとは?
たんとらよが
タントラヨガとは、古代インドのタントラ哲学にもとづき、身体・呼吸・意識の実践を通じて宇宙エネルギーと合一することを目指すヨガの体系です。
タントラヨガ(Tantra Yoga)とは、インドで発展したタントラ(密教的な聖典群・哲学体系)にもとづくヨガの実践様式を指します。「タントラ」はサンスクリット語で「織り込む」「拡張する」を意味し、宇宙のすべては根源的なエネルギー(シャクティ)で満ちており、人間もその一部であるという思想が中心にあります。
タントラヨガは、身体を修行の障害とみなすのではなく、むしろ霊的な覚醒のための神聖な道具と捉えます。この点が、禁欲・苦行を重んじる他の一部ヨガ思想との大きな違いです。実践の中では以下のような要素が用いられます。
- アーサナ(体位)とプラーナーヤーマ(呼吸法)
- マントラ(聖なる音節の唱和)
- ムドラ(象徴的な手のしぐさ)
- マンダラや神像を用いた視覚的瞑想
- シャクティ(女性原理・エネルギー)の意識化
タントラヨガは現代の西洋社会に伝わる過程で、性的なエネルギーの活用を強調する一面が誇張されることがありますが、伝統的なタントラヨガはより広い霊的変容の体系です。クンダリーニヨガはタントラヨガの一系統と位置づけられており、両者は深い関係にあります。
インドの伝統哲学とヨガの実践に興味を持つ人々の間で、タントラヨガは独自の精神的アプローチとして注目されています。
使い方・例文
ヨガの流派や思想を学ぶ書籍・講座の中で「タントラヨガはシャクティとシヴァという二つの原理の合一を目指す」といった説明として登場します。ヨガの哲学的背景に関心のある実践者が深く学ぶテーマです。
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