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タンタロスとは?

たんたろす

タンタロスとは、ギリシャ神話に登場するゼウスの息子で、神々への不敬行為の罰として食べ物にも水にも永遠に手の届かない苦しみを受け続けた人物です。

タンタロスギリシャ神話において、最高ゼウスと人間の女性の間に生まれた半神の王です。神々の寵愛を受けオリュンポス山の宴に招かれるほど特別な存在でしたが、その信頼を著しく裏切る行いをしたとされます。

タンタロスが犯した罪については諸説あります。最も広く知られる話では、神々の力を試すために自分の息子ペロプスを殺して料理し、神々への饗宴に供したとされます。また神々の秘密を人間に漏らしたり、神々の食物(アンブロシアやネクタル)を盗んで人間に与えたりしたとも伝えられます。

これらの罰としてタンタロスは冥界(タルタロス)に落とされ、永遠の飢えと渇きの苦しみを与えられました。彼は首まで水に浸かった状態で木の下に立たされていますが、水を飲もうとすると水が引いてしまい、果実を取ろうと手を伸ばすと枝が遠ざかってしまいます。目の前に求めるものがありながら決して手に入らないという、究極の欲求不満の刑罰です。

この神話から英語の「tantalize(タンタライズ)」という動詞が生まれ、欲しいものをちらつかせながら決して与えないで相手をじらすことを意味します。日本語でも「タンタラスの苦しみ」として、手の届きそうで届かないもどかしさの比喩に用いられます。

使い方・例文

「タンタロスの苦しみ」という表現は、目の前に望むものがあるのに永遠に手に入らない状況、たとえば昇進の機会が目前で消えていくような場面を表すのに使われます。

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