タロスとは?
たろす
タロスとは、ギリシア神話に登場する青銅製の巨人で、クレタ島を守護するために作られた自動人形(ロボット)の先駆けとされる存在です。
タロス(Talos)は、ギリシア神話に登場する青銅でできた巨人です。神話によれば、ヘパイストス(鍛冶の神)またはダイダロスによって作られたとされており、クレタ島の王ミノスが島を守るためにゼウスから授かったという伝承もあります。
タロスはクレタ島を一日三度巡回し、外敵や不審者を排除する番人として機能したとされます。その体の中には「イコル(神々の血)」が流れる一本の静脈(または管)があり、足首(あるいは足)の栓がその唯一の弱点でした。イアソンとアルゴナウタイの伝説では、魔女メデイアが魔術を使ってタロスの幻覚を引き起こし、タロスが自ら傷つけてイコルが流れ出たことで動きを止めたと語られています。
タロスが持つ文化的・歴史的意義は次のとおりです。
- 人工的に作られた自律型の守護者という「ロボット」の神話的原型
- 金属工芸と神話が融合した古代ギリシアの技術観の反映
- 唯一の弱点を持つ無敵の存在という英雄物語の典型的パターン
- SF・ファンタジーにおける人工生命体・ゴーレムの概念に影響を与えた原点
現代ではタロスは、古代のロボット・人工知能の先駆けとして科学史・哲学の文脈でも言及されることがあり、ゲームや映画にも度々登場する人気の神話キャラクターです。
使い方・例文
ギリシア神話を題材にしたゲームや映画で、クレタ島を守る青銅の巨人ボスキャラクターとして「タロス」が登場する場面がよく見られます。
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