ソルベー法とは?
そるべーほう
ソルベー法とは、塩水・アンモニア・二酸化炭素を反応させて炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を製造する工業的化学プロセスです。
ソルベー法(Solvay process)は、塩化ナトリウム(食塩)水溶液にアンモニアと二酸化炭素を吹き込むことで炭酸水素ナトリウムを生成し、これを加熱して炭酸ナトリウム(ソーダ灰、Na₂CO₃)を製造する工業的な化学プロセスです。19世紀にベルギーの化学者エルネスト・ソルベーが実用化したことからこの名が付きました。
反応の流れを大まかに示すと次のようになります。
- 飽和食塩水にアンモニアを溶かしてアンモニア塩水を作る
- これに二酸化炭素を吹き込み、溶解度の低い炭酸水素ナトリウム(重曹)を析出させる
- ろ過して取り出した炭酸水素ナトリウムを加熱し、炭酸ナトリウムを得る
- 副生する塩化アンモニウムに石灰を反応させてアンモニアを回収・再利用する
ソルベー法の優れた点は、アンモニアをサイクル内で再利用できるため原料コストが低く抑えられること、そして連続生産に向いた効率的なプロセスであることです。それ以前に使われていたルブラン法と比べて廃棄物が少なく、環境負荷も低いとされます。
炭酸ナトリウムはガラス製造・紙パルプ・洗剤・化学薬品など幅広い産業に不可欠な基礎化学品であり、ソルベー法はその大量生産を可能にした重要な技術です。現代でも世界各地でこの方法が使われています。
使い方・例文
化学の授業でソーダ灰の製法を学ぶ際にソルベー法が登場し、工業化学の代表的なプロセスとして紹介されます。
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