ソリフラクションとは?
そりふらくしょん
ソリフラクションとは、凍結・融解を繰り返す寒冷地の斜面で、土砂が水分を含んで緩慢にゆっくりと流動・移動する現象です。
ソリフラクション(solifluction)とは、ラテン語の「solum(土)」と「fluctio(流動)」に由来する言葉で、寒冷地の斜面において土壌や岩屑が凍結・融解の繰り返しによって飽和状態になり、緩やかに下方へ流動・移動する地形プロセスを指します。「凍土流」や「土壌流動」とも呼ばれます。
発生のメカニズムは次のとおりです。冬季に土壌が凍結し、春から初夏にかけて表層だけが融解します。しかし下層に永久凍土や凍結層があると水が地中に浸透できず、表層の土壌は過剰な水分を含んで飽和します。この飽和した土壌が重力によって斜面を下方へゆっくりと移動するのがソリフラクションです。
ソリフラクションの進行速度は一般に年間数センチメートル程度ときわめて緩やかですが、長い時間スケールで見ると大きな地形変化をもたらします。典型的な地形的証拠として、斜面にできる「ソリフラクションローブ(舌状地形)」や「テラス」が挙げられます。また気候変動による温暖化が進むと活動が活発化し、インフラや建造物への被害が問題となっています。
使い方・例文
北極圏の調査報告や高山地形を扱う地理・地学の教材で、斜面の土砂移動を説明する際に使われる専門用語です。
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