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ゼウグマとは?

ぜうぐま

ゼウグマとは、一つの動詞形容詞が意味的・文法的に性質の異なる複数の語句を同時に修飾する修辞技法のことです。

ゼウグマ(zeugma)とは、一つの動詞形容詞名詞が、本来それぞれ異なる語と組み合わさるべき複数目的語主語などを同時に支配するように構成された修辞技法(レトリック)です。ギリシャ語で「軛(くびき)」を意味する言葉に由来し、複数の要素を一つの語で「繋ぐ」イメージから命名されました。

ゼウグマには大きく二つの機能があります。

  • 文法的ゼウグマ:一つの動詞が文法的に異なる格の複数の語句を支配する形式(省略表現としての効果)
  • 意味的ゼウグマ(シルレプシス):一つの動詞が文字通りの意味と比喩的な意味を同時に担う形式(ユーモアや皮肉の効果)

意味的ゼウグマの典型例は英語の「She lost her keys and her temper.(彼女は鍵と冷静さを失った)」のように、「失う」という動詞が具体的なものと抽象的なものを同時に目的語にとる構造です。この不均衡が読者に意外感や笑いをもたらします。

ゼウグマは古代ギリシャ・ローマの修辞学から用いられてきた伝統的な技法であり、文学・詩・広告コピー・会話の中でユーモア・強調・簡潔さを演出する手段として今も広く活用されています。

使い方・例文

文学の修辞技法を学ぶ授業や文章表現の講座で、「彼は心とスーツケースを持って旅立った」といった表現がゼウグマの例として紹介されることがあります。

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