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セントロメアとは?

せんとろめあ

センロメアとは、染色体の特定の領域に存在する構造で、細胞分裂の際に染色体を正確に娘細胞へ分配するために不可欠な部位です。

センロメ(Centromere)は、染色体の上に存在する特殊DNA領域であり、細胞分裂(特に体細胞分裂=有糸分裂や減数分裂)の過程で染色体を正しく娘細胞に振り分けるうえで中心的な役割を果たします。

細胞が分裂する際、染色体はまず複製されて姉妹染色分体(コピー)となり、セントロメアによって互いに結合した状態を保ちます。その後、紡錘体を構成する微小管がキネトコアと呼ばれるタンパク質複合体を介してセントロメアに結合し、姉妹染色分体を両方の娘細胞へと引っ張り分けます。

セントロメアに関連する重要なポイントをまとめると以下のとおりです。

  • 染色体の「くびれた部分(一次狭窄部)」として顕微鏡でも確認できる
  • セントロメアの位置によって染色体の形状(正中・亜中央・端部など)が決まる
  • エピジェネティクス(DNAの塩基配列以外の制御機構)によって維持されており、特定のヒストン変異体(CENP-A)が重要な役割を担う
  • セントロメアの機能異常は染色体の不分離を引き起こし、がんや先天性染色体疾患の原因となりうる

セントロメアの研究は染色体生物学の基盤であり、人工染色体の設計やがんの染色体不安定性の理解にも応用されています。

使い方・例文

高校・大学の生物の授業で「セントロメアに紡錘糸が結合して染色体が引き分けられる」と学ぶほか、染色体検査の画像解説でも登場します。

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