センザンコウとは?
せんざんこう
全身をうろこ状のケラチンの板で覆われた哺乳類で、危険を感じると丸まって身を守るユニークな動物です。
センザンコウ(穿山甲)は、哺乳綱センザンコウ目センザンコウ科に属する動物の総称です。アフリカおよびアジアに8種が分布し、その外見上の最大の特徴は全身を覆うケラチン製のうろこ(鱗甲板)です。このうろこは哺乳類には珍しく、毛髪や爪と同じケラチンというタンパク質でできており、重なり合うように配列されています。
センザンコウは主にアリやシロアリを食べる食蟻性の動物です。歯を持たず、長い舌を使って蟻塚や朽ち木の中の昆虫を舐め取ります。嗅覚が鋭い一方で視力は弱く、夜行性のものが多いです。
天敵に遭遇すると、鱗を立てながら体を丸めてボールのような形になり身を守ります。この防御姿勢が名前の由来にもなっており、「穿山甲」は「山を穿つ(掘る)鎧」を意味します。
残念ながら、センザンコウは世界で最も密猟・密取引される哺乳類と言われています。肉が食材として、鱗が漢方薬の原料として取引されるため、全8種がIUCNのレッドリストに掲載されており、絶滅の危機に瀕しています。ワシントン条約(CITES)でも国際取引が規制されています。
使い方・例文
動物園や自然ドキュメンタリーで、まるで松ぼっくりのように丸くなって身を守るセンザンコウの姿が紹介される場面で登場します。
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