センザンコウ科とは?
せんざんこうか
センザンコウ科とは、全身を硬いウロコ状の鱗甲板で覆われた哺乳類の科で、アリやシロアリを主食とするアフリカ・アジア原産の独特な動物グループです。
センザンコウ科(Manidae)は、哺乳類のセンザンコウ目に属する唯一の科で、現在8種が確認されています。アフリカ中南部とアジア(中国・東南アジア・インド)に分布しています。
センザンコウの最大の特徴はケラチン質の鱗甲板で全身が覆われていることです。これは哺乳類の中で唯一の形質であり、危険を感じると体を丸めてボール状になり、鱗を盾のように使って身を守ります。
生態的な特徴は以下のとおりです。
- 歯を持たず、長い粘着性の舌でアリやシロアリを捕食する
- 嗅覚が非常に発達しており、地中や木の中の巣を見つける
- 夜行性で単独生活を好む
- 強力な爪で土や木を掘る能力に優れる
センザンコウは世界で最も密猟される哺乳類のひとつとされており、鱗が漢方薬の材料として、また肉が食材として違法取引されています。CITES(ワシントン条約)では全種が附属書Iに掲載され、国際取引が原則禁止されていますが、密猟・密輸は後を絶たず、多くの種が絶滅危惧状態にあります。
使い方・例文
野生動物の密売に関する報道で「センザンコウの鱗が大量に押収された」という形でよく登場します。また、動物番組でボール状に丸まって外敵から身を守るユニークな防御行動を紹介される際にも頻繁に取り上げられます。
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