セル画とは?
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セル画とは、透明なセルロイドやアセテートフィルムにキャラクターを描いたアニメーション制作用の画材で、手描きアニメの象徴的な制作技法です。
セル画(セルが)とは、アニメーション制作において使用される透明なフィルム(セル)にキャラクターや動く部分を描いた絵のことです。「セル」は英語の「celluloid(セルロイド)」に由来し、かつてはセルロイド製のフィルムが用いられていたことからこの名称が定着しました。後にアセテートなど別素材に変わりましたが、呼び名はそのまま残りました。
セル画による制作では、まず紙に描いた動画(原画・動画)をセルフィルムにトレースし、フィルムの裏側から絵の具で彩色します。そのセルを背景画の上に重ねてカメラで一コマずつ撮影することで、アニメーションの映像が完成します。複数のセルを重ねることで、動く部分と動かない部分を効率よく分離して描くことができるのが特徴です。
セル画制作の流れをまとめると以下の通りです。
- 原画・動画を紙に描く
- 動画をセルにトレース(線画を写す)
- セルの裏側から専用絵の具で塗色
- 背景に重ねてカメラ撮影
セル画によるアニメ制作は20世紀のアニメ産業を支えましたが、2000年代以降はデジタル制作への移行が進み、現在ではほとんど使われなくなっています。一方で、当時のセル画は美術品・コレクター品として高い価値を持ち、著名作品のセル画はオークションで高額取引されることもあります。
使い方・例文
「昭和・平成の人気アニメのセル画がオークションに出品された」というニュースや、アニメ制作の歴史を語る文脈でよく登場します。手描きアニメの魅力を語る際にも象徴的な言葉として使われます。
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