セピアとは?
せぴあ
セピアとは、茶褐色がかった暖かみのある暗褐色を指す色名で、イカ墨由来の顔料や古い写真の褪色した色調として広く知られています。
セピア(sepia)は、赤みを帯びた暗い茶褐色を指す色名です。その名称は、頭足類のコウイカ(セピア)の墨嚢から採取されるセピア色素に由来します。コウイカのラテン語学名も「Sepia」であり、この生物自体の名前が色名として定着しました。
セピア色素は古くから絵画や素描の画材として使われてきました。中世ヨーロッパから近代にかけて、レンブラントやターナーをはじめ多くの画家がセピアを用いたインク・水彩で素描を制作しています。
現代でセピアという言葉が最も多く使われるのは写真の文脈です。
- 19世紀〜20世紀初頭の白黒写真が経年変化により帯びる暖かみのある褐色調を「セピア調」と呼ぶ
- デジタルカメラや画像編集ソフトで「セピアフィルター」を適用すると、レトロ・懐かしい雰囲気が生まれる
- 映画やグラフィックデザインで「過去の回想シーン」を表現する手法としても定番
色としてのセピアは、くすんだ温かみと哀愁を帯びた印象を持ち、懐古的・アンティーク的な表現に広く活用されます。ファッション・インテリア・デザインでも落ち着いた大人の色調として重宝されています。
使い方・例文
スマートフォンのカメラアプリで「セピア」フィルターを選ぶと、写真全体が褐色がかった懐かしい雰囲気に変わります。「セピア色の写真」と言えば、古い白黒写真が時間とともに変色したような色合いを思い浮かべるとわかりやすいです。
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