スラスト・ステージとは?
すらすとすてーじ
スラスト・ステージとは、舞台が客席の中に張り出した形の劇場形式で、観客が舞台の三方向を囲んで鑑賞するスタイルです。
スラスト・ステージ(Thrust Stage)は、劇場の舞台形式のひとつです。舞台(ステージ)が客席エリアの中へ突き出すように張り出しており、観客が舞台の正面と左右の三方向を囲む形で着席します。日本語では「突き出し舞台」や「エプロンステージ」とも呼ばれることがあります。
スラスト・ステージの歴史は古く、古代ギリシャの野外劇場や能・歌舞伎の花道にも共通する発想があります。現代演劇では20世紀中頃から積極的に取り入れられ、英国のシェイクスピア劇場(グローブ座の再建版)にも採用されています。
この舞台形式の主な特徴・利点は以下のとおりです。
- 観客と演者の距離が縮まり、臨場感・一体感が高い
- 多くの観客席が舞台の近くに位置できるため、小劇場でも使いやすい
- 演技の前後左右を観客に見られるため、演出の工夫が求められる
- 舞台奥(後部)には背景や大道具を配置できる空間が残せる
一方で、舞台裏から頻繁な出入りがしにくいこと、客席によっては演者の背中しか見えない角度が生じることが課題として挙げられます。演出家や劇団が観客との距離感を重視する場合に選ばれる舞台形式です。
使い方・例文
「シェイクスピア劇をスラスト・ステージで鑑賞すると、俳優が真横から見え、台詞の迫力をすぐそばで感じながら観劇できます。」
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