スペースデブリ除去とは?
すぺーすでぶりじょきょ
スペースデブリ除去とは、使用済みロケットや衛星の破片など軌道上の宇宙ゴミを捕捉・廃棄する技術・活動のことです。
スペースデブリ除去(Active Debris Removal:ADR)とは、地球周回軌道上に残された使用済み衛星・ロケット上段・衝突破片などの不要物体(宇宙デブリ)を、能動的な手段によって捕獲・減速させ、大気圏再突入や専用の墓場軌道への移動によって無害化する技術および活動です。
現在、低軌道(LEO)上には追跡可能な10cm以上の物体だけで数万個、1cm以下の微小破片を含めると数億個のデブリが存在するとされています。これらはケスラーシンドローム(連鎖衝突で破片が指数的に増加する現象)のリスクを生じさせ、宇宙利用の持続可能性を脅かします。
除去技術の主なアプローチは以下の通りです。
- ロボットアームやネットで捕捉し軌道離脱させる(ELSA-dなど)
- ハープーン(銛)で突き刺して引き寄せる
- レーザーで微小デブリを減速させる
- イオンビームで非接触に押し流す
日本企業アストロスケールは2024年に世界初の商業デブリ除去実証ミッション「ADRAS-J」を打ち上げ、廃棄ロケット上段への接近・撮影に成功しました。国際的な法制度整備(デブリの所有権・責任)も並行して議論が進んでいます。
使い方・例文
使命を終えた大型ロケットの上段が低軌道に残存している場合、捕獲衛星がランデブーしてアームや網で掴み、逆噴射させて大気圏に再突入させることがスペースデブリ除去の典型的な手順です。
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