宇宙デブリとは?
うちゅうでぶり
宇宙デブリとは、役目を終えた人工衛星やロケットの残骸など、地球軌道上を漂う人工の廃棄物のことです。
宇宙デブリ(Space Debris)とは、地球を周回する軌道上に存在する人工物のうち、現在は使用されていない廃棄物の総称です。「スペースデブリ」「軌道上ゴミ」とも呼ばれ、国際的な宇宙開発において深刻な問題として認識されています。
宇宙デブリの主な発生源には以下のものがあります。
- 運用終了した人工衛星:機能停止後も軌道上に残り続けるもの
- ロケットの上段や部品:打ち上げ後に切り離された部分
- 衛星同士の衝突破片:2009年のイリジウム33号とコスモス2251号の衝突など
- 人工衛星破壊実験の破片:軍事目的などでミサイルで衛星を撃墜した際の大量の破片
宇宙デブリの危険性は、その高速な軌道速度にあります。低軌道では秒速約7〜8kmで飛行しており、1cmのデブリでも衝突すれば稼働中の衛星や宇宙ステーションに致命的なダメージを与えます。また、デブリが衝突して新たなデブリが生まれ、それがさらに衝突するという連鎖(ケスラーシンドローム)が起きる可能性も懸念されています。
現在、欧米・日本などの宇宙機関はデブリの追跡・監視を行い、国際宇宙ステーション(ISS)はデブリとの衝突が予測される場合に軌道を変更するなどの回避行動をとっています。将来的なデブリ除去技術の開発も世界各国で進められています。
使い方・例文
役目を終えた人工衛星が軌道上に残ったまま宇宙デブリとなり、現役の通信衛星や国際宇宙ステーションに接近する場合は回避機動が実施されることがあります。
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