スピネルとは?
すぴねる
スピネルとは、マグネシウムとアルミニウムを主成分とする酸化鉱物で、鮮やかな赤・ピンク・青など多彩な色を持ち、古来ルビーと混同されてきた宝石です。
スピネル(Spinel)は、化学式 MgAl₂O₄ で表されるマグネシウムとアルミニウムの酸化物で、等軸晶系に属する鉱物です。鉄・クロム・亜鉛などの不純物によって赤・ピンク・青・紫・黒など幅広い色を呈します。
宝石の歴史において、スピネルはルビーと外観が非常に似ているため長らく混同されてきました。英国王室の王冠に飾られている「黒太子のルビー」や「ティムールのルビー」と呼ばれる宝石が、実はスピネルであることが後の鑑定で判明した有名な例です。
宝石としての主な特徴は以下のとおりです。
- 硬度は7.5〜8(モース硬度)でルビーに次ぐ硬さ
- 屈折率が高く、強い光沢と輝きを持つ
- 産地はミャンマー(モゴック)・スリランカ・タンザニアなど
- 処理が施されないことが多く、天然のままの石が多い
近年は独自の宝石として再評価が進み、特に鮮やかな赤色や「コバルトブルー」のスピネルは高い人気を誇ります。また、合成スピネルは理化学機器の光学部品や工業用途にも利用されています。
使い方・例文
宝石鑑定の場面で「ルビーと思っていたものがスピネルだった」という事例がよく登場し、スピネルはその美しさから「幻の宝石」とも呼ばれることがあります。
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