ステンシル印刷とは?
すてんしるいんさつ
ステンシル印刷とは、穴の開いたテンプレートを素材に重ね、インクやはんだペーストを塗布して模様や文字を転写する印刷・塗布技術です。
ステンシル印刷(stencil printing)は、文字・図形・模様などの形に切り抜かれたシート状の型(ステンシル)を対象物の上に密着させ、上からインクやペーストを刷り込むことで模様を転写する技術です。「型板印刷」とも呼ばれます。
最も身近な例はスプレー缶で塗料を吹き付けるグラフィティアートや、DIYで壁や布に模様を入れる手法です。一方、電子機器製造の分野ではプリント基板(PCB)へのはんだペースト印刷の主要工法として広く使われています。この工業用ステンシル印刷では、金属(ステンレス)製の薄板にレーザーでパッド形状の穴を開けたメタルマスクを基板に合わせて密着させ、スキージ(ヘラ)ではんだペーストを穴に押し込みます。
工業用ステンシル印刷(SMT工程)の特長は次のとおりです。
- 一度に多数のはんだパッドに正確な量のペーストを塗布できる
- メタルマスクの穴の形状・厚みで塗布量を精密にコントロールできる
- 高速・高繰り返し精度で量産ラインに組み込める
- マスクの交換だけで異なる基板に対応できる
電子機器の表面実装(SMT)ラインにおいては、ステンシル印刷→部品搭載(マウント)→リフロー炉での加熱という流れがはんだ付けの基本工程となっており、スマートフォン・パソコン・自動車電装品など現代の電子機器製造を支える技術です。
使い方・例文
プリント基板の製造ラインでは、メタルマスクを使ったステンシル印刷ではんだペーストを各パッドに塗布した後、チップ部品を搭載してリフロー炉で加熱・接合します。
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