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テンプとは?

てんぷ

テンプとは、機械式時計心臓部ともいえる調速機構で、時計の精度を左右する重要な部品です。

テンプ(天府・擺輪)とは、機械式時計において正確な時間を刻むために欠かせない調速機構のことです。英語では「balance wheel(バランスホイール)」とも呼ばれます。

テンプはヒゲゼンマイという極細のばね組み合わせて動作します。ヒゲゼンマイが伸び縮みするたびにテンプが左右に振動し、その一定周期の振動がガンギ車と脱進機を通じて時計の針送りを制御します。この振動数が高いほど時計は高精度とされ、一般的な機械式時計は毎時1万8000〜3万6000振動の範囲で設計されています。

テンプの精度に影響を与える要因には次のようなものがあります。

  • 温度変化による金属の膨張・収縮
  • 磁気帯びによる振動数の乱れ
  • 衝撃によるヒゲゼンマイの変形
  • 潤滑油の劣化

これらの影響を最小化するために、高級時計ではシリコン製ヒゲゼンマイや温度補正機構を採用するメーカーも増えています。テンプはクォーツ時計が普及した現代でも、機械式時計の精緻な技術を象徴する部品として時計愛好家から高く評価されています。

使い方・例文

スイス製高級腕時計の説明書きに「毎時2万8800振動のテンプを搭載」と記載されている場合、その時計が非常に精密な調速機構を持つことを意味します。

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