スティールパンとは?
すてぃーるぱん
スティールパンとは、トリニダード・トバゴで生まれたドラム缶を改造した打楽器で、カリブ海音楽を代表するユニークな楽器です。
スティールパン(Steel pan)は、カリブ海の島国トリニダード・トバゴで20世紀前半に生まれた打楽器です。廃棄された石油ドラム缶の底面を叩いて凹凸を作り、音程を持つ複数の「ノート(音域面)」を成形したもので、スティックで叩いて演奏します。「スティールドラム」とも呼ばれますが、演奏家や愛好家は「パン」と呼ぶことが多いです。
スティールパンの誕生はトリニダード・トバゴの民衆の創造性から生まれたものです。植民地時代にアフリカ系住民が太鼓などの楽器演奏を禁じられた際、バンブー竹などを打楽器として使い、やがてドラム缶の音程可能性を発見したことが発展のきっかけとされています。第二次世界大戦後に急速に発展し、カーニバル(トリニダード・カーニバル)の音楽として定着しました。
スティールパンの種類は音域によって分類されます。
- テナーパン(ソプラノ):最も高音域、メロディ担当
- ダブルテナー・チェロパン:中音域
- ギターパン・カフーバスパン:低音域のリズム担当
- バスパン:最低音域、大型
1992年にトリニダード・トバゴの国民楽器に指定され、現在はジャズやクラシック、ポップスなど幅広いジャンルで演奏されています。
使い方・例文
トリニダード・トバゴのカーニバルやカリブ海リゾートのビーチパーティーではスティールパンの演奏が響き渡り、南国らしい雰囲気を演出します。
この用語をシェア
最終更新: