スチールヘッドとは?
すちーるへっど
北米の河川に遡上するニジマスの降海型(海に降りて成長し川に戻る個体)で、強い引きで知られる釣りの人気対象魚です。
スチールヘッド(Steelhead)とは、ニジマス(学名:Oncorhynchus mykiss)のうち、海や大きな湖に降りて成長した後に産卵のために川へ戻る「降海型(アナドロマス)」の個体を指します。北米太平洋岸のアラスカ・カナダ・米国カリフォルニア州などの河川が主な生息域で、グレートレイクス(五大湖)水系にも移植されています。
川に生息したままのニジマス(レジデント型)とは同じ種ですが、海や湖で大量のエサを食べて成長するため体格が大きく異なります。スチールヘッドは一般に45〜90cm、重さ2〜9kgに達することも多く、銀白色(スチール色)に輝く体色がその名の由来です。遡上すると産卵後も死なずに海へ戻ることができ、複数回繁殖するケースもあります(サーモン類の多くは産卵後に死亡)。
スポーツフィッシングの対象魚として非常に高い人気を誇り、その特徴は次の通りです。
- ヒット時の激しいジャンプと強烈な引きで「川のキングフィッシュ」とも呼ばれる
- フライフィッシングやルアー釣りで狙われることが多い
- 冬場に遡上するウィンタースチールヘッドと、春に遡上するサマースチールヘッドがいる
- 生息域によって個体群の特性(サイズ・遡上時期)が異なる
北米では文化的・経済的に重要な魚種であり、環境保護の観点からキャッチ&リリースが奨励される地域も多くあります。日本では「降海型ニジマス」や「スチールヘッドトラウト」として一部の釣り場でも親しまれています。
使い方・例文
北米のフライフィッシャーが冬の雪解けで増水した川でスチールヘッドを狙い、激しいジャンプに魅了される様子はよく釣り雑誌に掲載されます。
この用語をシェア
最終更新: